肩こりってなんなの?肩こり大辞典

「肩こり」に湿布や塗り薬って効くの?

ドラッグストアへ行けば、肩こりに効果がありそうな塗り薬や湿布薬などが数多く販売されています。「どれが一番効くのか?」「そもそも効果があるのか?」とお思いの方もいらっしゃると思いますが、ハッキリ言って、それらは肩こりを治すことはできません。塗り薬や湿布薬は患部の炎症を抑える「抗炎症作用」が強く、痛みを和らげることは可能です。しかし、痛みを和らげることと肩こりを治すことには大きな違いがあります。

そもそも「炎症」とは、身体の中のどこかに異常があることを私たちに知らせるための反応です。炎症を起こし、痛みを発して、その場所が危険ですよー!ということを教えるための警告サインなのです。細胞ひとつひとつが「痛いよー! ここに異常があるよー!」と泣いて教えているところに、とりあえず泣き止むものを与えて異常を放置してしまっては、肩こり以外の症状だって治りません。

また、抗炎症作用と同時にメントールのようなスーッとする成分や発汗作用なども一緒に配合されたものも多くあります。それらは血行を促すために配合されています。磁気マグネットにせよ塗り薬にせよ、血行が滞っていたら肩こり改善は望めないということです。さらに、実際に凝っている肩の筋肉は皮膚の奥深くにあり、そこまで薬剤を浸透させることもなかなか難しいです。このような理由から、湿布や塗り薬で肩こりを根本的に治すことは不可能といってもいいでしょう。

最近では「肩こりや腰痛の改善のために」と題しながら腎機能を高めるというサプリメントなども販売されています。一見すると関連がないようですが、肩こりや腰痛などの原因となる「疲労」や「ストレス物質」を体内に溜め込まないようにしましょう、というのが目的です。ただ揉むだけでは肩こりは治らない、循環機能がいかに大切かの証明ともいえますね。

10.「肩こり」に湿布や塗り薬って効くの?